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大学にはたくさんの学生団体がある。「部」を名乗ってるものもあれば、「クラブ」や「サークル」を名乗っているものもある。広島大学において、これらに違いはあるのか、ないのか、そのへんを書いていく。
体育会系の団体については、広島大学体育会に加盟している団体が「部(部活)」で、体育会に加盟していない団体が「サークル」という風に言われているのをよく聞く。
文化系の団体については、週1回練習(部会)するのを「サークル」、週3回練習(部会)するのを「クラブ」、週5回練習(部会)するのを「部」とする、みたいなことを言う人もいる。
結論、「部」と「クラブ」と「サークル」と「研究会」に違いはない。
(ただ、体育会加盟団体を「部(部活)」、体育会非加盟の運動サークルを「サークル」と言うのは慣例として定着している)
厳密に言うと、広島大学体育会に所属する団体においては、「部」と「同好会」の違いがある。体育会ホームページにて公開されている「体育会加入と部昇格・降格の手引き」によれば、体育会へ新規加入した団体は、名称が「広島大学体育会___同好会」となり準加盟団体として扱われる。その後、いくつかの要件を満たせば「広島大学体育会___部」に昇格する。このように、体育会においては「同好会」より「部」のほうが“格上”として扱われている。
ただ、あくまでもこれは体育会加盟団体における話であって、「その他の団体(体育系)」(いわゆる“サークル”)においては、部を名乗ろうが同好会を名乗ろうが自由である。最近では、「古武道部」(その他団体)が体育会に加盟し「体育会古武道同好会」となり、その後昇格し現在では「体育会古武道部」となった例がある。
また、かなり昔の話だが、教養部学友会が存在した頃には文化系サークルが「サークル」と「同好会」の2つに区別されていたことがある。こちらは、「同好会」より「サークル」のほうが“格上”として扱われていたようである。ただ、体育会のような名称の制限はなく、どちらに属する学生団体も自由に「研究会」「クラブ」「部」を名乗っていた。
たまに「大学公認サークル」みたいな宣伝文句を見るが、「公認」と言ってしまうのは“僭称”ではないかと思う。「公認サークル」を僭称する人たちは、『自分たちのサークルは、大学(学生活動支援グループ)に書類を提出し、もみじのサークル紹介のページにも名前が記載されているんだから“公認”だ』と言いたいのだろうと思う。ただ、書類を提出するときや、サークル紹介のページに団体名が載るときに、大学が活動内容をチェックしたりすることはないので、書類を出しさえすればどんな団体でも「公認サークル」になることができてしまう。(唯一の条件として、「メンバーが2つ以上の部局(学部)からなる」という条件がある。メンバーが全員同じ学部だと、その学部の学生支援室に書類を提出することになる)
こんな状態で「公認サークル」というのはあまりにも大げさなので、「登録サークル」や「書類届け出済みサークル」という風に言ったほうがいいと思うのだが、どうだろうか。
2011年4月5日公開